ちょっと疲れるよね、完璧さん-前編-
「なんでも、どんなことでも完璧にしないとダメ!」
今回は、そんな完璧さんなあなたも、少しでも楽に生きていけるようにと願って書きます。
完璧な自分に少し疲れてしまったら
いつも100点満点を求めてプランを立てたり、行動したり、チェックしたり、過程においても完璧を目指す
そんな自分に「少し疲れる」って思う方。
疲れるけど、手を抜いて完璧でなかったりしたら、そのあともっとしんどいことになってしまうという方。
人から褒められても、そこそこの評価を残せたとしても、少しの失敗も許すことができないから、
「気にしないで。十分すごいよ」なんて言われたとしても、
「ああ、そうか」と“完璧さんでなくなる”ことは簡単にはできませんよね。
だけど、やっぱり少し疲れると感じるときは、
“なんでも、どんなことでも”
というところに注目してほしいと思います。
完璧さんは、常に自分自身と戦っています。
もちろん、人からの評判も少しは気になりますが、なによりも
『自分が理想とする完璧な結果が出ているかどうか』
に重点を置いています。
自分が納得できるかどうかを大切にしている、というのは生き方としては正解といえそうですね。
では、完璧さんと相性のいい「結果」とはどういうものでしょうか?
物事には、2種類の『結果』があると考えてみる
上にも書いてありますが、物事には、
『答えが明確に決まっているもの』
『答えが複数あるもの(受け手によるもの)』
とあります。
ひとつずつ見ていきましょう。
『答えが明確に決まっているもの』
これは、例えばテストの場合などですね。
問いに対する答えはすでに決まっていて、結果も点数という形で明確にわかります。
こういったものは、完璧を目指しやすいといえるでしょう。
完璧を目指すあまりに息苦しさを感じることもあるかと思います。
では、『今すぐに「まあ、そこそこできていればいいか」と思うようにしてください』と言われたとして、すぐに実行できそうでしょうか?
それはきっと、まだ難しいですよね。
当然です。今までずっと、がんばって完璧を目指してきたのですから。
すぐに切り替えられるものではないと思います。
そういった意味では、
『答えが明確に決まっているもの』に関しては完璧を目指しているほうが、今のあなたにとってはある意味で健康的といえるかもしれません。
ですが、その完璧を得られなかったとき、自分を過度に攻めすぎるのはどうでしょうか?
せっかく100点満点中95点が取れているのに、
「あと5点」を見るのか、「取れた95点」を見るのか
で、ずいぶんと見え方は違ってきます。
できた95点の中にできなかった5点の原因や、完璧にできる方法があるのかもしれません。
5点と95点、両方をしっかり見ましょう。
不足した部分や、失敗した部分ばかりに注目してしまうと、ポジティブな感情を見逃してしまいそうですね。
そうすると、次にチャレンジすることも億劫になるかもしれません。
これは、あまりいい流れとは言えなさそうですね。
完璧を目指すことは決して悪いことではありません。
その代わり、もし求めていた結果でなかったとしても、
0か100かで判断するのではなく、その中でもクリアできた部分を探すなど、間の価値観を持つように心がけましょう。
そうしていると、「そこそこでも認められる自分」に少しでも近づけるかもしれません。
では、次に『答えが複数あるもの(受け手によるもの)』に関してはどうでしょうか…
と続けたいところなのですが、
ここから先は少し長くなりそうなので、次回しっかりと書いていきたいと思います。
近いうちに続きをあげる予定でいますので、また良ければのぞきに来てくださいね。