未来に対する不安への対処法

前回、自分の中でごちゃまぜになってしまった感情の整理するためのセルフカウンセリングの方法を書きましたが、今回はまた別の方法をご紹介したいと思います。

 

 

まず、恐怖や不安というものは、多くの場合「現在」よりも「未来」に感じる心の自動反応です。

 

人は誰でも持ち合わせています。

 

最初は「どうしよう」という小さな不安の種です。

人は、この種を育てるのが上手なのです。

 

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flexible-thinking.hatenablog.jp

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不安がテーマの記事を以前にも書いていますので、よろしければこちらも覗いてみてくださいね。

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「どうしよう…」と思った瞬間に、不安の種を育て始めています。

 

今だと、「コロナウイルスに感染したらどうしよう」でしょうか。

 

人は、不安を感じたその瞬間、そのリスクを考え想定内に未来を収めようと瞬時に努力します。
これは、防衛本能のひとつです。

 

ですが、この思考の癖を意識して変えてみましょう。

 

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ごちゃまぜ感情を整理しよう

あとどのくらいで皆が望む日常が戻ってくるんだろう?

 

 

突然ですが、自粛が呼びかけられるようになってから、もうかなり経ちますね。

 

昨年の今頃は「来年の今頃は落ち着いているだろう」と信じていた方もいらっしゃると思います。

私も、こんなに我慢が続くとは思ってもみませんでした。

 

いろいろなものを我慢して、何とか乗り切ろう。

そんな風に思えていたことも昔のことのようになってきました。

 

だんだん、「もう無理」となり、少しずつ我慢をすることを減らしてしまう。
それも当然のことだと思います。

 

でも、まだ必死で我慢をし続けている方もいますよね。

 

仕事しか行かない。休みは外に出ない。買い物は通販。電車も乗らない。人と話さない。親友とも会わない…

 

ここまで我慢をしていても
「それでも感染するかも」という不安は付きまといます。

 

 

不安、怒り、恐れ…
いろいろな感情が入り乱れて大変つらいですね。

 

こんなとき、どうすればよいのでしょう?

 

 

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じめじめ湿気に負けない対策

今年は梅雨入りが早くて、湿気で「嫌な気持ち」になるという方、いらっしゃるのではないでしょうか。


毎年恒例の梅雨ではあるけど、なかなか慣れることができませんね。

 

この時期になると、カウンセリングを希望する人も少し増えます。

 

 

というわけで、今回は梅雨のじめじめに対処する方法について少し考えてみたいと思います。

 

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他者のことを気にして疲れる人へ

さて、今日はついつい他人のことが気になってしまう人に向けて書こうと思います。


ほとんどの人が、誰かしら周りのことが気になってしまうという経験があると思います。

繊細さん、敏感さん、とかではなくても、周りのことは気になるものですよね。

あまりに気になりすぎたりすると疲れてしまい、そこまで気にしてしまう自分のことが嫌になったりすることもあるかと思います。

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不安になんてならなければいいのに-後編-

大変遅くなりましたが、前回の続きを書きますね。

 

 

前回は、「不安になったとき」をテーマに、
特に「期間が決まっている不安」についてのお話をしました。

 

今回は、「期限がない不安」についてお話していこうと思います。

 

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不安になんてならなければいいのに-前編-

さて、今回は「不安」についてお話します。

 

 

不安になってどうしようもなくなることは多くの方に経験があると思います。

 

「どうしよう」と不意に考えたら、そうすると不安がどんどん大きくなっていきます。

 

ちなみに、この「どうしよう」と思うことは自動思考と呼ばれるもの。

自動思考とは勝手に考えてしまうことなので、「不安にならないようにしよう」という風にコントロールすることは、少し難しいかなと思います。

 

「不安の種」という言い回しを聞いたことがある人もいるかと思いますが、
「どうしよう」、がその不安の種にあたります。

 

人という生き物はこの種を育てるのがとても上手です。

 

不安を感じた瞬間から、人はリスクをたくさん考えて、
何が起こってもなんとか処理できるように、とあれこれ想定してしまいます。

 

想定しておくことで、実際に何かが起こったときのための備えにはなるため、全くダメなこととは言えないですが…


実際に起こらない場合にも、過程の話を考えつづけることで
“まるで本当に最悪の事態が起きてしまうかのような”気持ちになり、
そのうち、“絶対に起こってしまう事実”のように思い込んでしまう

 

こうなると、「そんなことは起こらない」と自分でその仮説を否定できなくなり、
不安にとらわれてしまうことになります。

 

そんな状態になるのは、とても良い状態とは言えないですよね。

 

このとき、不安には「期間が決まっている不安」「期限がない不安」があります。

 

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こんな完璧さんになれたらいいね

前回の続きを書きます。

前回の記事↓
flexible-thinking.hatenablog.jp


さて、答え(結果)が複数ある場合はどうでしょうか⁇

完璧さんが出した答え(結果)はひとつの正解です。

しかし他にも正解はあります。

その全ての正解を出してはじめて本当の完璧さんです。

ここで、ちょっと思いの転換をしてください。

全ての正解が出ていないということは、

今の、完璧さんの100点は今の100点であって明日の100点ではないのですよ。

もちろん完璧さんですから、明日は今より良いものを目指そうとするでしょう。

より本当の完璧さんに近づくでしょう。

完璧さんの良いところはそこにあります。

そこをちょっと違う目線で見ましょう。

「今より次」

それが、自分自身の思いの転換です。

今の、完璧さんは明日の完璧さんから見れば完璧ではないのです。


要は多様な視点です。

今の完璧さんは通過点でしかない。

今の完璧にばかり注目することばかりが全てではないのですよ。
明日の完璧さんへの通過点でしかない。

という視点をひとつ増やしてください。

スマホやパソコンと比べるのは良くないかもしれませんが、発売されるたびに快適に便利になって成長していくはずです。

人もそうだと思います。

今日の完璧さんにこだわるより、明日どんな完璧さんに成長しているかが大切です。

それがとても大切だと頭の隅いつでもに置いておくことが必要です。


それができたら、完璧さんの中にも何か良い変化が起こるかもしれませんね。

今日の完璧さんにこだわらなくなっていけるかもしれません。